沖縄といえば……【野菜編】
前回は珍しいお料理の名前をいくつか挙げてみましたが、今回は沖縄ならではの野菜です!
沖縄料理の基本の調理法といえば、
・チャンプルー(ごちゃ混ぜ、という意味。炒め物のこと)
・ンブシー(みそとダシで作る煮物)
・イリチー(炒め煮)
・ウサチ(前回出ましたね!酢の物や和え物のこと)
になるかと思います。
基本的に全て「油をしっかり回して作る」料理になります(ウサチは除く)。
油を回すことによって野菜も食べやすくなるし、バランスの取れた献立にしやすいのが良いところ。
・ゴーヤー
言わずと知れた苦瓜。最近はそんなに苦くない品種が多いけど、気になる人はワタをしっかり取ったり塩もみすれば安心。
私はめんどくさいのでワタも種もそのまま調理します。
チャンプルー、ンブシー、肉詰め、甘酢漬けなどなんでも合います。
・フーチバー(よもぎ)
よもぎ餅のイメージが強いですが、沖縄ではよく食べます。そばに入れたり、ジューシー(炊き込みご飯)に入れたり。香りのクセは強め。
ヤギ料理専門店でフーチバーが切れてると帰るお客さんがいるくらいヤギ料理には欠かせない食材です。
・ウンチェー
えんさい、空芯菜と呼ばれます。中華料理屋で豆苗炒めと並びがちなアレ。
ニンニクとごま油で炒めることが多いですが、汁物にも、酢味噌や白和えなどの和え物もイケます。
生のまま県外に持ち出すことはできません。ほとんどいないと思うけどウッカリお土産で買わないでね。
・紅芋
あの某有名タルトの原料です。こちらも生のままでは県外へ持ち出せません。お菓子などの加工品はOK!どんどん買ってね!
調理方法はさつまいもと同じだと思って使えば問題なし。紅芋の方が甘さは少し控えめでねっとり。
・シマナー(チキナー)
からし菜。そのままでは苦いし辛くて食べづらいので塩漬けにして使います。チキナーは塩漬けにしたからし菜のこと。
独特の風味と塩味なので、高菜をイメージすると使い道も考えやすいかも。普通に炒めても美味しい。
・パパイヤ
タイでも青パパイヤ料理がありますね。皮をむいて水にさらしてアクを抜いてから使います。
炒め物、サラダ、汁物まで意外となんでも使えます。
・ターンム(田芋)
前回泥呼ばわりされていたあの子です。水芋とも言います。
親芋の周りに小芋をたくさんつけることから、子孫繁栄の縁起物としてお祝いの席の料理で使われることが多いです。
芋自体は里芋よりかなり大きく水分も少ないですが、扱い方は里芋とほぼ同じです。
芋茎も食べますが、かぶれやすく下処理が面倒。
・島らっきょう
泥つきでスーパーでも買えるのでお土産にする人が結構多いです。漬物だけでなく、チャンプルーや天ぷらにしても美味しい!
・ハンダマ(水前寺菜)
紫色の葉をつけているので見つけやすいかも。葉を食べます。茎は硬いので若いものだけ。
炒めてもお浸しでも良いですが、加熱するとぬめりが出るので汁物にオススメ。
他にも色々ありますがキリがないのでこのくらいで。
野菜売り場に行くと季節ごとに見知らぬ野菜が並ぶので、毎回調べるのが楽しいです。
ちなみに野菜や果物系に絞るなら、スーパーよりJAの直売所の方がローカル野菜の種類は多いかも。値段も圧倒的に安い。
www.ja-okinawa.or.jp
行くと毎回安くて新鮮でテンション上がってやたらと手に取るものの、一人じゃ消費しきれないので買いすぎた時はご近所さんと分けたりしてます。