沖縄といえば……【沖縄料理編】
沖縄料理と聞いてパッと思い浮かぶ物といえば、沖縄そばやゴーヤーチャンプルー、にんじんしりしり、ラフテー…などなど。
観光で来ていれば、この辺は食べたことのある方も多いかと思います。
今回は文字を見ただけでは何かわからない!ちょっと珍しい料理をいくつか紹介してみようかなと思います。
・ナーベラー
超初級編。
へちまのことです。あのタワシとかになるウリ科の植物。
若い身を味噌煮にして食べることが多い。ちょっと青臭いけどナスが好きなら多分好き。
・ヒラヤーチー
これも初級編。
言葉自体は「平焼き」という意味。小麦粉のタネにありものの野菜などを加えて焼いたもの。お好み焼きとチヂミの間みたいな感じ。
おかずというよりおやつ的ポジション。
・いなむどぅち
お祝いの時は必ず出ます。具沢山お味噌汁。
具に昔は猪を使っていましたが、後に豚肉が主流になったため「いのししもどき」がなまって「いなむどぅち」に。「いなむるち」表記のこともある。
そろそろわけ分からん言葉が続きますよ!!
・すぬい
もずくのこと。沖縄のもずくは太くて食べ応えあって美味しい!
個人的には海ぶどうよりもずくを食べて欲しい。
・むじ汁
出産などのお祝いの時に出ることが多い。
むじ、とは田芋(ターンム)と呼ばれる里芋の茎のこと。むじの入ったお味噌汁。
むじの下処理に手間がかかるので家庭で作る機会も減り、食べられるお店も少なくなっている。
・どぅるわかしー
先述の田芋を具材と一緒に煮て、潰しながら練った物。
田芋を煮ている様子が泥を煮ているように見えることから「泥沸かし」。これがなまって「どぅるわかしー」に。
これをコロッケ状にまとめて揚げたものを「どぅる天」という。どんだけ泥引っぱるん。
・カタハランブー
お祝いの席に欠かせない。
天ぷらの生地だけを揚げたもの。鍋肌から垂らして揚げるため片方だけ分厚くなるので「片腹」「重い(ンブー)」
・ミヌダル
宮廷料理のひとつ。
タレに漬け込んだ豚肉に、すった黒ゴマで作ったタレをたっぷり乗せて蒸したもの。
黒ゴマのタレで覆われた真っ黒な見た目が「ミノ」に見えることが由来。
作り立てじゃなくて冷ましてから食べます。ワタシ、コレ、スキ。
・うさち
酢の物、和え物のこと。
・うむくじぷっとぅるー
うむくじとは芋くず(さつまいものでんぷん)のこと。うむくじ天ぷらとかなら見かけたことあるかと思います。
芋くずをダシと味噌で溶いて火入れしたもの。見た目はゼリーとかわらびもちみたいなぷるるんとした感じ。ワタシ、コレ、スキ。
さて、いかがでしょうか?
打ち込んでも予測変換がエライことになるくらい馴染みのない語感ばっかりですね!(笑)
ちなみにここに挙げた料理、珍しいものは首里の「富久屋」さんでほとんど食べられます。
場所がちょっとわかりづらいですが、雰囲気もよくどれも美味しいのでオススメ。